3月度の安全・品質パトロールは、当社安全部と協力業者様と共同で芦屋市と枚方市内の新築現場2件を対象に実施しました。
芦屋の現場に関しては、竣工間際であったため、最後の追い込みに入っていました。
竣工間際の現場の共通点は、どうしても作業が繁忙になってしまい、落ち着いた作業がしにくくなることです。
慌てると、安全も品質も良い結果は得られません。
とは言っても、慌てないことはかなり難しいのが現実でしょう。
そこで、慌てることを前もって予測することが大切だと思います。
慌てた作業をしても安全と品質が確保できる様にするには・・・
残念ながら特効薬はありません。
一番の対策は、普段から着実にコツコツと作業環境の整備をし、日々一つ一つの作業を的確にこなしていくことです。
これを具体的に表わしているのが「5S活動」です。
5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)のことを指します。
現場では何となく聞き流しているかもしれませんが、まじめに5Sを実行していると、不思議と安全だけでなく、品質も良い結果が出ます。
5S活動は「モノ」だけでなく、人の「ココロ」も綺麗にしてくれるからです。
最近、「トイレの神様」という歌が流行りましたが、トイレには女神様がいて、綺麗にしているとべっぴんさんになれるという内容です。
現場にも同じく女神様がいて、綺麗にしていると事故は起こらないでしょう。
逆に5Sをしていないと事故が起こるということです。
5S活動は一見当たり前で、簡単なことかもしれませんが、実行できていないのが現状です。
難しい安全のことを考える前に、今一度基本的な「5S活動」の重要性を認識し、普段の行動を見直してみて下さい。