8・9月度の安全・品質パトロールは、当社安全部と協力業者様と共同で京都市、京田辺市、奈良市の新築現場4件を対象に実施しました。
死亡災害のうち、約45%は「墜落・転落災害」で、昨年度は154人の方が尊い命を落としています。
つい先日も、足場の地組み中に転落して被災した、スラブ開口部から転落して被災した、という災害事例がありました。両方とも、床があるものと本人が思い込んで、後ろや上を向いて墜落しているとのことでした。
現場では本来あり得ないところに開口部があることが多々あります。
開口部を設けた人は、人の命を奪ってしまうかもしれないという危機感と責任感を強く持ち、どんなに小さな開口部でも養生を徹底して下さい。
また、自分が設けていなくても、現場には常に墜落の恐れがあるものだと緊張感を持って行動することを心掛けて下さい。
下記に「工事事故によるペナルティーと影響」の資料を掲載します。
現場で事故を起こすと、官庁発注工事では数週間から長くて半年間も指名停止処分になります。指名停止になると、会社の経営に大打撃を与える上、社会的信用も失墜してしまいます。
事故は、本人はもとより、周りの人の人生も大きく狂わせてしまいかねません。
いくら安全設備を設けても、私たち一人一人が「事故を起こさない」という「強い思い」がなければ事故は起こってしまいます。
現場の皆様一人一人の「強い心がけ」をお願いします。