9月度の安全・品質パトロールは、当社安全部と協力業者様と共同で京都市内の新築現場3件を対象に実施しました。
いずれの現場も工期が厳しい中で、各業者が慌しくラップ作業しているのが見受けられました。
繁忙期は立入禁止で安全通路がなくなったり、上下作業になったりしてしまいますが、忙しくなればなるほど冷静な行動が求められます。
事故例を見ても、普段は事故が起きる事が考えられない場所で起こっていることがあります。この様な時は、急いでいたり、苛立っていたりして冷静さを失っている事が原因だと思います。直感的に危ないと感じる瞬間があれば絶対に実行しないで下さい。
「まぁ大丈夫か・・」や「これぐらいは・・」という気持ちが大事故に繋がります。
「急がばまわれ」を日頃から肝に銘じて行動しましょう。
また、墜落、飛来災害にも十分注意願います。
人間の頭の堅さは『カボチャ』と同じぐらいで、頭蓋骨の堅さは『素焼きの鉢』と同じぐらいだそうです。
一見堅い様に見えますが1mの高さから落とすとパックリ割れてしまいますし、素焼きの鉢もハンマーで叩くと簡単に割れてしまいます。
ヘルメットを被るのは当然ですが、被っていても高い所から墜落したり、物が落下して当たれば致命傷になります。決してヘルメットを過信しないで下さい。
災害は被害者だけではありません。特に飛来災害に関しては足場等から材料や道具を落として下の人に当たってしまうと加害者になります。インパクトやプライヤーなど重量がある道具には必ず『落下防止ワイヤー』を取り付けて下さい。
忙しくても常に先の事を想定し、安全行動に努めましょう!